レクリエーションインディアカを続けているのに、「なかなか上手くならない」「周りとの差が縮まらない」と感じたことはありませんか?
実は、技術以前に“考え方”や“姿勢”が、上達のスピードを大きく左右しています。
今回は、指導現場や実戦を通じて見えてきた「なかなか上達しない人の7つの特徴」をご紹介します。
自分自身を見つめ直すヒントとして、ぜひ参考にしてください。
【1】目的のない練習を繰り返している

「今日の練習、何を意識してやってる?」
この問いにパッと答えられない人は、練習の質が下がりやすい傾向にあります。
なんとなく羽球を打って、なんとなく終わる——そんな練習では成長は止まってしまいます。
上達していく人は、毎回の練習に「今日はここを良くしよう」「この場面で声を出してみよう」など、小さくても明確な目的を持っています。
目的があることで、行動が変わり、振り返る視点が養われていくのです。
【2】同じミスを何度も繰り返す

インディアカに限らず、スポーツの本質は「改善の連続」です。
ところが、ミスを“感覚”で処理してしまうと、根本的な成長にはつながりません。
「なぜ今のレシーブは飛ばなかったのか?」「なぜポジションが遅れたのか?」
このように原因を見つけて次に活かすことができなければ、同じ場所で何度もつまずくことになります。
【3】人の話を素直に聞けない

アドバイスをされたとき、「でも、自分はこうだから」と反論してしまうことはありませんか?
実は、プライドの高さが成長の妨げになることは珍しくありません。
上達していく人の共通点は、年齢や立場に関係なく、誰の意見にも耳を傾けられる“素直さ”を持っていること。
指摘をすぐに受け入れられなくても構いません。
大切なのは、一度受け止めて「試してみよう」と行動に移す姿勢です。
【4】失敗を恐れてチャレンジしない

練習中、いつも安全な選択をしていませんか?
「自信がないから、とりあえず返すだけ…」
「変なプレーで笑われたくない…」
そんな思いが先に立つと、挑戦ができず、技術が停滞してしまいます。
チャレンジには失敗がつきものです。でも、その失敗の中にこそ、上達のヒントが詰まっています。
怖がらずに一歩踏み出す勇気が、殻を破る第一歩です。
【5】他人と自分を比べすぎている
「自分よりあの人の方が上手い」「なんで自分だけできないんだろう」や、「自分はあの人よりできているしいいや」など、人と比べて成長する機会を止めていませんか?
こうした比較は、モチベーションの低下を招きます。
成長に必要なのは“他人と比べること”ではなく、“観察して学ぶこと”です。
他人の良い部分はヒント、自分はあくまで自分自身の実験台。
【6】試合と練習で意識が違いすぎる
練習ではなんとなくやって、試合になったら急に本気を出そうとする——このような切り替えでは、実力は発揮できません。
普段から試合を想定した練習をしていないと、試合中に焦ってミスを連発する原因になります。
練習での姿勢は、そのまま試合のプレーに反映されます。
「練習=本番の準備」であることを、常に意識しましょう。
【7】そもそも楽しめていない
最後に、最も大切なのが「楽しむ気持ち」です。
練習や試合に対して義務感ばかりになってしまうと、プレーの質も気持ちも沈んでしまいます。
“楽しいから続ける” → 続けるから上達するという好循環を生み出すには、日々の中で“喜び”を見つけることが鍵です。
たとえば:
仲間との連携が決まった瞬間 うまくいかなかったプレーを改善できたとき 声を掛け合って雰囲気が良くなったとき
こうした“楽しい感覚”を大事にしていくことが、長く続けられる力になります。
おわりに|「上達しない原因」を知れば、変われる
今回ご紹介した7つの特徴は、誰しも一度は陥りがちなことばかりです。
でも、気づけた時点でそれは“成長のスタートライン”。
「上達できない理由」を知ることで、自分の行動や考え方を変えるきっかけになります。
次回の記事では、ここで紹介した特徴のうち、
【1】目的のない練習 【2】同じミスを繰り返す という“行動面”にフォーカスし、「どうすれば改善できるのか?」を詳しく解説していきます。
自分の課題をクリアして、伸び悩みから抜け出したい方は、ぜひ続きをチェックしてください。