「上手い人って、どうしてあんなに自由自在に羽球を打ち分けられるんだろう?」
そんな疑問を抱いたことはありませんか?レクリエーションインディアカにおける“打ち方”には、実は大きく分けて3種類あり、それぞれ特徴や得意なプレーが異なります。
この記事では、長年プレイヤーと向き合ってきたレクインジャーが、その3つの打法をわかりやすく解説します!まずは自分の打法を知ることから始めて、技術のステップアップを目指しましょう!
3種類の打法(打ち方)の全体像
あなたは、自分がどんな打ち方をしているか把握していますか?打法にはそれぞれ強みと弱みがあり、正しく理解することでより安定したプレーにつながります。
例えば、
- ふんわり上がるトス
- 味方が取りやすいレシーブ
- コート奥まで届く鋭いアタック
これらを実現するためには、打法を適切に使い分けることが重要です。しかし、よくあるのが「上手い人の真似をしたのに再現できない」という悩み。これは、打法の違いを知らずに模倣していることが原因のひとつです。
レクインディアカでは、打ち方自体に反則はなく、反則の判定はあくまで羽球の当たり方によって決まります。
つまり、自分に合った打法を使うのがベスト。
打法は、以下の3種類に分類されます:
- 手打ち(手のひらを軸にして、腕の力のみで打つ。プッシュに近い打ち方)
- 肘曲げ打ち(肘を起点に振って打つ)
- 肩回し打ち(肩から大きく振って打つ)
初心者に多いのが「手打ち」、中〜上級者は「肘曲げ打ち」、そして決定力を求める選手が稀に使うのが「肩回し打ち」です。
各打法の違いと特徴
打法の名称には、動作の中心となる身体の部位が含まれています。
- 手打ち:腕の前方向への力で押し出す。
- 肘曲げ打ち:肘を軸にして手先を振る。
- 肩回し打ち:肩を大きく使ってスイング。
スポーツで例えるなら:
- 手打ち:相撲の押し出しや砲丸投げ
- 肘曲げ打ち:剣道の面打ちややり投げ
- 肩回し打ち:野球のピッチング(オーバースロー)
自分がどの打法かを知ろう
自分の打法を知ることは、技術を伸ばすうえでとても大切なステップです。
【手打ちの特徴】
- 1・2打目を打つ機会が多い
- 身体の前方でコンパクトに打つ
- 同じ側の足を前に出して打つ
- 力を入れても飛距離が出にくいことがある
- サーブレシーブで羽球が後ろに流れる
- 腕が上下運動する
【肘曲げ打ちの特徴】
- どの打数でもバランスよく使う
- 頭の上や肩の真上で羽球を打つことが多い
- 距離や位置を正確にコントロールできる
- 肘軸にスイングしている
- 逆足(利き手と反対の足)が前
- タイミングで勝負、脱力することができる
【肩回し打ちの特徴】
- 3打目(アタック)を多く担当
- スイングが大きく、弾速が高い
- 奥まで飛ばせるが高さが出にくい
- 近距離の細かいプレーが苦手
「どれかわからない…」という方は、自分の練習を動画で撮って確認したり、周囲のプレーヤーに見てもらうのも効果的です。
打法の使い分けと応用ステップ
ステップ1:2種類の打法をマスター
まず目指すべきは、「手打ち」と「肘曲げ打ち」の両方を使えるようになること。手打ちは多くの人が自然に身につけていますが、肘曲げ打ちは意識的な練習が必要です。
肘曲げ打ちができるようになると、
- 安定したレシーブ
- 味方が打ちやすいふんわりトス
- 狙った場所に届くアタック
が実現できるようになります。
ステップ2:打法ごとの使い所を把握する
以下の表は、それぞれの打法の特性をまとめたものです。
打法 | 使用頻度 | 汎用性 | カバー力 | 攻撃力 | 守備力 |
---|---|---|---|---|---|
手打ち | ○ | ○ | ◎ | △ | ○ |
肘曲げ打ち | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ |
肩回し打ち | △ | △ | △ | ◎ | △ |
活用例:
- 手打ち → フェイントやカバー
- 肘曲げ打ち → プレイの基本に
- 肩回し打ち → 攻撃の切り札に
ステップ3:プレイスタイルを確立する
打法の使用割合をシミュレーションしてみましょう。
例:
- 肘曲げ打ち:60%
- 手打ち:30%
- 肩回し打ち:10%
さらに、それぞれの使用条件を明確に設定しておくと実戦での判断が楽になります。
【簡単な条件例】
- 守備範囲は基本肘曲げ打ち
- ネット付近のとっさの反応は手打ち
- トスが完璧に上がったときのみ肩回し打ち
【応用的な条件例】
- 通常は肘曲げ打ち → 急な変化があれば手打ちに切替
- トスの精度で打ち方を選択(良いトスは肩回し)
- 相手の動きに応じて打法を変える
複数の打法を自在に操ることができるようになると、ゲーム展開に幅が生まれ、プレーの精度と楽しさがぐっと増します。
まとめ:打法を理解してステップアップ!
打法に正解はありません。自分の体格、プレースタイル、目指す方向性に合った打法を組み合わせて、レクインディアカをもっと楽しんでいきましょう!
まずは「知ること」から。次に「試してみること」。そして「使いこなすこと」。あなたも自分に合った打法を身につけて、プレーの質をレベルアップさせましょう!