相手の意表を突く!「フェイント攻撃」の極意とは?

目次

はじめに:インディアカにおける「フェイント攻撃」とは?

フェイントとは「情報戦」

フェイント攻撃のキモは、「相手に誤った情報を与える」こと。

たとえば――

  • 強打モーション → 軽打でネット前に落とす
  • 苦し紛れの返球 → 実は相手のスキマを狙っている
  • ジャンプ動作 → ジャンプ中・ジャンプ後で一人時間差

これらはすべて「相手にある行動を“予想させて”、それを裏切る」という心理戦の一種です。

ここで言うフェイントとは、相手の守備や反応を意図的にずらす“心理戦”の攻撃であり、単に「ネット際に落とすプレー」ではありません。


フェイントはコンビネーションの中で活きる

● 単発攻撃では成立しない

フェイントは、単発で打っても成功しません。
むしろ、「いつもは強打」「いつもは長打」といったパターンがある中で打つからこそ効果があります。

つまり…

  • 強打(本物)を数回入れておく
  • 相手守備が後退し始めたら、ネット際に落とす
  • そしてフェイント(ネット際)を警戒し始めたら、長打に切り替える

といった“布石と回収”がフェイント戦略の要です。


具体例:よくあるフェイントのシチュエーション

1. 強打モーションからのネット際ソフト打ち

  • 強打を打つかの様にジャンプして振りかぶる
  • 実際は腕の力を抜いて手のひらに優しく当てて、ネット付近へ落とす

👉 “打つぞ!”と思わせて落とすことで、相手の守備位置を乱せます。


2. クロスフェイント

  • サイドライン際へクロスを打つ
  • あえて拾えるくらいの少し高めのクロスで相手を油断させる
  • 同じモーションでストレート気味に落とす

👉 楽に拾える相手だと思わせて、守備が先に動いたところに逆を突いて落とします。


3. タイミングをズラすフェイント

  • 打つタイミングを“わざと”遅らせて守備を誘う
  • 強打・プッシュ・ジャンプのモーションだけ見せてあえてしない(逆の攻撃をする)

👉 特に相手が慌てて構えるチームには有効。


フェイントの本質:組み合わせで光る攻撃

ここが一番重要です。

フェイントは単発では成立しません。
以下のように流れの中での“布石”が必要です。

▼ 成功のためのパターン

  1. 強打・定番の攻撃を数回見せる
  2. 相手がそれに対応し始める
  3. そこで「フェイント」で意表を突く
  4. 相手がフェイントを警戒し始めたら、また本物の攻撃を出す

こうして相手の守備に「迷い」を生じさせることで、フェイントの価値が何倍にも高まります。


フェイントの注意点

フェイントそのものは、ルール上問題ありません

ですが、フェイントを意識するあまり、次のようなプレーになると反則が取られる可能性があります。

❌【ホールディング】

  • 羽球の方向を変えたくて、「手首を捻って打つ」
  • タイミングをずらしたくて、「手の中で羽球が極端に長く止まる」

👉 打点の瞬間、手を動かしたり、羽球が手の中で停止したと判断されると反則(ホールディング)です。

ホールディングについて

❌【ドリブル】

  • 同じ選手が2回羽球に触れる
  • 手首や手の側面に当たる
  • 手以外の身体に当たってしまう

👉 これは「ドリブル」扱いとなり、相手に得点が与えられます。

ドリブルについて


初心者でもできる!フェイント練習法3ステップ

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