【成長法】競技者として“伸び続ける人”の練習習慣術

― 練習時間を「疲れるだけの時間」ではなく「伸びる時間」に変える

「それなりに練習しているのに、なかなか上達を実感できない」
「周りは伸びているのに、自分だけ停滞している気がする」

レクリエーションインディアカの競技者には、そんな悩みを抱えている人がたくさんいます。
でも実は——

伸び続けるか、停滞するかを分けるのは
才能ではなく“練習習慣”そのもの

です。

同じ2時間の練習でも、

  • 「なんとなく全メニューをこなして終わる人」
  • 「明確なテーマを持ち、振り返りまでセットでやる人」

では、数ヶ月後・1年後に大きな差が生まれます。

この記事では、

  • なぜ“練習しているのに伸びない”と感じるのか
  • 伸び続ける人に共通する練習習慣
  • 練習時間をムダにしない考え方
  • インディアカ競技者ならではの「隙間時間の使い方」

を、実戦と分析の視点から整理していきます。

レク・インディアカが初めての方は、まず以下の記事を読んでおくと安心です😊


目次

なぜ「練習しているのに伸びない」と感じるのか?

1. 練習の“目的”が曖昧なまま or 決めずに 始めているから

伸びない人の練習前の頭の中は、だいたいこんな感じです。

  • 「今日もとりあえず練習参加するか」
  • 「人数が集まってからゲーム形式だけ参加すればいいや」

一方、伸び続ける人は練習に入る前から、

  • 「今日はレシーブの構えをひたすら意識しよう」
  • 「イメージしてきた3打目の返球をチャレンジしてみよう」

と、自分なりの “今日のテーマ” を決めています。

同じ練習時間をこなしていても、
頭の中で考えていることがまるで違う。

この差が、積み重なると「伸び方の差」になります。


2. 練習の振り返りを“感覚だけ”で終わらせているから

練習後に

  • 「今日も疲れたな〜」
  • 「まあまあ良かったかも」

で終わってしまうと、
次の練習に活きる情報が何も残りません。

伸び続ける人は、

  • 今日〇〇したときのプレーは上手くいったな
  • 今日〇〇のプレーはうまくいかなかったな、その原因はなんだろ?
  • 次回の練習で意識したいポイントはこれにしよう

と、簡単でも言語化しています。

「なんとなく良い/悪い」で終わらせず、
言葉にして整理する習慣 がある人ほど、成長の伸び率が高くなります。


3. “量”=努力だと思い込んでしまうから

  • 練習時間が長い=偉い
  • 汗をかいた=頑張った
  • 疲れた=やり切った

こういう感覚は分かりやすいのですが、
「疲れた量」と「伸びた量」はイコールではありません。

むしろ、

  • 短い時間でも内容が濃い練習
  • テーマを絞って反復した練習
  • 振り返りまでセットで行った練習

の方が、伸び率は高いことが多いです。

特にレクリエーションインディアカは、練習時間が限られています。学校・仕事や家事、行事等で忙しい中、時間を作って練習へ行く必要があります。また、練習場所や時間の制限もあるため、全員が同じ練習時間を確保できるわけでもありません。

量<質を重視して練習に取り組むのが、最短で上達する近道なのです。


競技者として“伸び続ける人”の練習習慣 7つ

ここからは、実際に伸び続けている人に共通する習慣を整理します。


1. 練習前に「今日のテーマ」を1つだけ決める

伸びる人は、練習前に必ずといっていいほど “自分のテーマ” を持っています。

  • レシーブの構え
  • 3打目の返球判断
  • サーブの狙いどころ
  • ネット際で無理しない選択
  • セッターの入り方 など

大事なのは、テーマを「1つ」に絞ること。

あれもこれも同時に意識しようとすると、
どれも中途半端になってしまいます。

今日のテーマの例

  • 「今日はレシーブのスタート位置だけ徹底する」
  • 「ジャンプを封印して、地上戦でのコース打ちだけ意識する」
  • 「返球のときは“真ん中の奥”だけを狙う」

テーマがあるだけで、
同じ練習メニューでも「学習モード」に切り替わります。


2. 各メニューに「目的」をひと言でいいから付ける

伸び続ける人は、
メニューを「こなすため」ではなく、目的を意識して取り組んでいます。

例:

  • レシーブ練習 → 「構えと一歩目の速さを意識」
  • サーブ練習 → 「ミスしない“安全サーブ”の精度を上げる」
  • 2対2のラリー → 「返球から立て直す判断を磨く」

「何のためにこのメニューをやっているのか」が分かっているほど、
1本1本の価値が上がります。


3. 練習中に“メモしたくなる瞬間”を大事にする

練習中に、

  • 「あ、今の感覚よかった」
  • 「この意識だとうまくいくかも」

と感じる瞬間があります。
伸びる人は、これを 放置しません。

  • 休憩中にスマホのメモに一行だけ書く
  • 練習後すぐにメモ帳にポイントを書く
  • 帰宅後にその日の“気づきだけ”箇条書きする
  • チームメンバーと共有し、言語化する

言葉に残した「気づき」は、
次の練習でもう一度再現できます。

良い感覚を“偶然の一回”で終わらせず、
“再現できる技術”に変えていく。

これが伸びる人の共通点です。


4. 失敗を「技術」だけでなく「判断」から振り返る

伸びない人は、ミスをすると、

  • 「フォームが悪かった」
  • 「手首が寝た」
  • 「もっと強く打てばよかった」

と、“当て方”だけを反省しがちです。

伸びる人はそこから一歩進んで、

  • 「そもそもあの場面で強打を選ぶべきだったか?」
  • 「返球に切り替えるべき状況だったのでは?」
  • 「トスの質を考えると、無理をしない方が期待値が高かったのでは?」

と、プレー選択そのものを振り返ります。

技術ミスだけでなく「判断のミス」も見直せる人は、
試合になるほど強くなる。


5.「できた/できない」を“数字”で見ようとする

感覚だけの「たぶん良くなっている」では、
自分の伸びを実感しづらく、モチベーションも下がりやすいです。

伸び続ける人は、できる範囲で 数字を使って見える化 しています。

例)簡易的な数字のつけ方

  • サーブ10本中、狙ったコースに何本入ったか
  • レシーブ練習で、10本中に何本ミスしたか
  • 試合中、無理な3打目強打を何本選択してしまったか

細かい統計を取る必要はありません。
ざっくりでも、

  • 「先月より成功率上がってるな」
  • 「このパターンのミスが減ってきたな」

と分かれば、
自分の成長を実感しやすくなります。


6. 練習後「3行だけ」振り返る

長い日記を書く必要はありません。
むしろ、続かないなら逆効果です。

おすすめは、3行だけの振り返り。

3行振り返りの例

  1. 今日うまくいったこと
  2. うまくいかなかったこと
  3. 次の練習でやってみたいこと/意識したいこと

例:

  • レシーブの構えを低くしたら、強打が上がりやすくなった
  • 崩れた3打目で、まだ無理に打ってしまう場面があった
  • 次は「崩れた3打目は100%返球」のつもりで試合形式をやってみる

この3行だけでも、
練習が“流れて終わる”ことを防げます。


7. 隙間時間で「頭の練習」をしている

伸び続ける人は、コートにいない時間の使い方も上手いです。
ポイントは、“頭の練習”を取り入れていること。
コートに入らなくても練習できることはたくさんあります。むしろコート外のほうが他の人よりも多く練習するチャンスです。

これは私の経験則ですが、コートに入っていない隙間時間に練習している人は、上手くなりやすい人が多いです。


隙間時間の有効活用:コートにいなくても伸びる方法

1. 自分や上級者のプレー動画を“目的を持って”見る

ただ「すごい!」と眺めるだけでは、成長にはつながりにくいです。

伸びる人は、動画を見るときも テーマを決めています。

例:

  • 「レシーブの構えと一歩目だけ見る」
  • 「3打目の返球と攻撃の選択だけを注目して見る」
  • 「サーブの狙いどころを予測しながら見る」
  • 「気になったプレイを何度も繰り返し見て、学習する」

👉 これをスマホ1本でできるので、通勤・通学時間、寝る前の5分でもできます。


2. ルール・反則・戦術の記事や教本に目を通す

インディアカはルールが繊細で、安全第一の競技です。
だからこそ、

  • 手の反則の基準
  • ローテーションやタイム等の試合の流れ
  • レシーブ・返球の判断

ルール側の視点から理解している人ほど、無駄なミスを減らせます。

  • スマホでルール関連記事を読む
  • 審判員教本を少しずつ読み進める(審判認定試験に挑む)
  • 自分がよく取られがちな反則について調べ直す

こうした「知識の積み重ね」も、立派な練習です。


3. イメージトレーニング(良かった場面だけ切り取る)

脳は「イメージされた動作」でも、ある程度学習することが分かっています。

難しいことは不要で、

  • うまくいったレシーブ
  • 落ち着いて返球できた3打目
  • いい選択ができたプレー

だけを、頭の中でスロー再生して再現してみてください。

「あの感覚をもう一度」とイメージしておくと、
次の練習で再現しやすくなります。


4. 体のケアと“脱力”習慣

練習や試合で力んでしまう人ほど、
日常生活から「肩に力が入りやすい」ことが多いです。

隙間時間にできること:

  • 首・肩まわりのストレッチ
  • 背中を丸めて、ふーっと息を吐く呼吸練習
  • 指先・手首をやさしくほぐす

インディアカは“繊細なコントロールスポーツ”。
力みを取るための習慣も、
れっきとした「上達のための準備」です。

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練習時間を「無駄にしない」ためのマインドセット

1. 練習を「こなす」のではなく「実験する」

伸び続ける人は、
練習を “正解を当てるテスト”ではなく、“実験の場” と考えています。

  • 「こう構えたらどう変わるか?」
  • 「返球優先にしたらミスは減るか?」
  • 「コースを1つに絞ったら守備はどう動くか?」

失敗してもOK。
“試したこと”自体に価値があるという感覚で練習に臨みます。


2. 「今日は1つでも発見があれば勝ち」と考える

完璧な練習を毎回求めると、

  • うまくいかなかった日=「ダメな日」になってしまいます。

そうではなく、

  • 新しい気づきが1つあった
  • 自分の弱点を1つ発見できた
  • 1本だけでも理想のプレーが出た

こういった 「小さな収穫」を価値として認めると、
練習が続けやすくなり、結果的に伸び続けられます。


まとめ:伸び続ける人は「特別な人」ではなく「習慣が違う人」

最後に、ポイントを整理します。

  • 「練習しているのに伸びない」は、才能の問題ではなく練習習慣の問題であることが多い
  • 伸び続ける人は、
    • 練習前にテーマを決める
    • メニューごとに目的を意識する
    • ミスを“技術”だけでなく“判断”から振り返る
    • 簡単でも数字やメモで「成長」を見える化している
  • 隙間時間でも、
    • 動画分析
    • ルール・戦術のインプット
    • イメトレ
    • 体のケア
      といった「頭と体の準備」を進めている
  • 練習を「こなす場」ではなく、「実験して発見する場」と捉えることで、上達速度は一気に変わる

競技者として“伸び続けるかどうか”は、特別な才能の有無ではなく、
日々の小さな習慣の積み重ねで決まります。

今日の練習から、まずはひとつ、「習慣」を変えてみてください。

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