インディアカでは、得点のルールや選手のポジション移動に関する用語がしっかりと定義されています。この記事では、得点・反則・ローテーション・センターライン越えなど試合の流れを左右する5つの重要な用語をまとめて解説します。ルールの理解を深めることで、より戦略的なプレーができるようになります。
1. ポイントとは?
定義: ポイントとは、1ラリーごとに1チームに与えられる得点のことです。
得点が発生する主なケース:
- 羽球が相手(味方)のコートに落ちたとき
- 相手(味方)が反則をしたとき(例:タッチネット、ホールディング、ドリブル)
補足: インディアカではラリーポイント制を採用しており、サーブ権がない状態でもラリーに勝てば得点が加算されます。ポイントを取得したチームにサーブ権が与えられます。
多くの試合では15点先取したチームのセットポイント獲得(デュースなし)が採用されています。
2. レスタイムスとは?
定義: 羽球が相手コートに返される前に、チームの打数が3回達せずに返球した場合の反則です。
例: レシーブ直後にすぐ相手コートへ返ってしまった/トスがそのまま相手コートに返ったなど。
補足: レク・インディアカの特徴である必ず3回で返球しなければいけないルールがこれに該当します。2打以下での返球はレスタイムという反則になるの注意しましょう。
3. ローテーションとは?

定義: サービス権を獲得したチームの選手が、時計回りに1つずつポジションを移動すること。
ポイント:
- サーブを獲得したタイミングでのみ発生
- ポジションの整列が間違っているとアウト・オブ・ポジションの反則になります
補足: ローテーションの順序を覚えておくことが、混乱のない試合運びに繋がります。選手交代後も配置に注意しましょう。
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4. パッシング・ザ・センターラインとは?
定義: プレイ中に選手の足や体がセンターラインを踏んだり越えたりする反則行為。
例: レシーブや攻撃の際に片足がラインをまたいで相手コートに入ってしまうなど。
補足: 踏んだかどうかの判定は審判の視認によります。プレーに集中しながらも位置取りには常に気を配りましょう。
練習でセンターライン・ネットの距離感を把握しておきましょう。

5. 二人打ちとは?
定義: 2人以上の選手が同時に羽球を打つ、または同時に触れたとみなされる反則行為。
例: レシーブ時に2人の手が重なって羽球に触れた場合など。
補足: 「同時に触れた」と主審が判断した時点で反則。完全に片方しか触れなくても同時に触れた・打とうとしていたとみなされた場合もこの反則で取られることがあります。事前に味方との連携を高め、片方が手を引けるようになると二人打ちを防げるようになります。

よくある質問(FAQ)
Q1. ポイントはサーブ権がなくても得られますか?
A. はい。ラリーポイント制のため、サーブ権がなくてもラリーに勝てば得点が加算されます。
Q2. ローテーションの順番を間違えたらどうなりますか?
A. アウト・オブ・ポジションと判定され、相手にポイントが与えられます。
Q3. センターラインを超えなければギリギリOK?
A. いいえ。ラインに少しでも触れた場合、反則になります。
Q4. 二人打ちは偶然でも反則?
A. はい。同時と見なされれば意図に関わらず反則とされます。
Q5. レスタイムスを減らすには?
A. ネット付近でプレーする心がけは素晴らしいですが、まずは失点を減らすプレーから心がけるとよいでしょう。味方へ正確にパスをする練習を行い、チーム全体でカバーする体制を作り、ラリーを続けることが大切です。