インディアカの試合では、普段のプレーとは異なる特殊な状況や、運営に関わる用語も存在します。この記事では、ネットの外側を通過した場合やシートオーダー表など、通常の練習ではあまり聞き慣れない重要用語を初心者向けにわかりやすく解説します。これらを理解することで、試合のルール順守がしやすくなります。
1. マーカー外通過とは?
定義: 羽球がネットの外側(ポールの上を含む)を通って相手コートへ返された場合に適用される反則。
反則になる条件:
- 羽球がネット外を回り込んで相手コートへ入った
- 羽球の羽の部分がネットポールの真上を通過した
補足: ネットの横やポールの上・外側を越えた羽球が相手側コートに入った場合は、どんなに綺麗に返っても反則扱いになります。打ち返す角度やフォームには注意しましょう。
実戦例: サイドから打ったボールが斜めに飛び、ネットポールの外側を通って相手コートに入った → 見た目は入っていても「マーカー外通過」で反則。

2. シートオーダー表とは?
定義: 試合前に各チームが提出する、先発選手の配置と交代選手のゼッケン番号を示した表。
主な使用タイミング:
- 試合開始前に審判へ提出
- ポジション確認や整列の正確性チェック
- 選手交代時の確認にも使用(このときは線審が使用)
- セットとセットの間で、次のセットの先発メンバーを記入
補足: シートオーダー表は、ポジション違反を防ぐために必要不可欠な書類です。記入ミスや虚偽記載があると、試合に支障をきたす可能性があるため、提出前には必ずダブルチェックを行いましょう。
また、線審を行う場合は必ず使う用紙になります。使い方を間違えないように事前にチェックしておきましょう。

よくある質問(FAQ)
Q1. 羽球の球の部分はポールの内側を通り、羽根部分がポールの上を通過しました。これはOKですか?
A. いいえ。羽球のどの部分がネットの上・外側を通過しても「マーカー外通過」として反則になります。
Q2. シートオーダー表はどんなときに必要ですか?
A. 試合前の提出が必須で、ポジション確認や選手交代時の確認に用いられます。
Q3. シートオーダーの内容は変更できますか?
A. 基本的にはセットごとの提出時に固定され、提出後は記載の変更はできません。(メンバーの変更等の記載は線審が行います。)
Q4. マーカー外通過は誰が判断しますか?
A. 主審および副審がボールの頭上と羽球の軌道を確認して判定します。
Q5. シートオーダー表を間違って記載しました。試合開始前に変更できますか?
A. シートオーダー表を提出後、ポジションの確認が主審または副審が行ってくれます。そこで変更に気付ければ申告して書き直すことは可能です。ただし、後から間違いに気づいて勝手に変更することはできません。
まとめ|特殊ルールの理解が安心と信頼につながる
普段あまり使わない用語でも、大会や審判の判断に大きく影響するものがあります。今回紹介したマーカー外通過やシートオーダー表の正しい理解は、プレーの信頼性を高め、反則を未然に防ぐうえでとても重要です。試合の遅延を防ぎ、より安心してインディアカを楽しむためにも、これらのルールをしっかり押さえておきましょう。