こんな悩み、ありませんか?「練習では取れるのに、試合になるとレシーブが続かない…」
レクリエーションインディアカでは、ラリー中のレシーブにおいて「技術」よりも「判断力」や「意識」が勝敗を左右することがあります。
1人1打、3打で必ず相手に返すという一見シンプルなルールこそが、プレーの難しさを生み出しています。
レシーブの精度は、瞬時の判断によって大きく変わります。
そしてそれは、一人だけの力ではなく、チーム全体の連携と意思共有によって支えられるのです。
この記事では、ただ“拾う”のではなく“次に繋げる”レシーブを目指すための考え方と、試合中に意識したいポイントをわかりやすく解説します。
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1.焦らず、ボールを見る:失敗を減らす“余裕の思考”
試合中のレシーブミスの多くは、「技術不足」ではなく「焦り」や「余計な思考」から生まれます。
ラリー中のプレッシャーや相手の強打に対し、無意識に体が緊張してしまうと、判断力が鈍り、動きも硬くなります。
また、逆に焦り過ぎて手が早く出すぎてしまったり、羽球を追いかけて動きまわりすぎて、自分が打つときに待てずにタイミングが取れなかったりもします。

まず大切なのは、“余裕を持って羽球を見ること”。
視線をそらさず、ボールの軌道や回転、スピードをしっかり捉えることに意識を集中させましょう。
特に試合中は「全部拾わなきゃ」と無理をしがちですが、そうした焦りが二人打ちやお見合いミスを生む原因にもなります。
そこでもう一つ大切なのが、“判断力”。
冷静に以下の判断を行えることが、上級者への第一歩です:
- 「自分が対応すべき球か?」
- 「味方に任せるべき球か?」
- 「この球は他の味方には難易度が高いから自分が対応したほうがいいか?」
これは単に“譲る”という意味ではなく、チーム全体を見て“最善の選択をする”という戦術的判断です。
この判断力が身につけば、プレー中に“焦らずボールを見続ける冷静さ”を手にすることができるのです。
では、「判断力」はどうすれば身につくのか?
それはこの記事で詳しく解説していきます。
この記事の内容を知り、考え、そして事前に準備をすることこそが「判断力」の成長になります。
2.コート全体を見る:空いている場所を常に把握する力

上達する選手に共通しているのが、自分の守備範囲だけにとらわれず、常に“全体の動き”を見ているという点です。
レクリエーションインディアカでは、1人1打のルールにより、個人プレーだけでなく連携と空間認識能力が重要になります。
「自分のポジションを守る」ことももちろん大切ですが、同時に意識すべきは、
「味方がどこにいて、相手がどこを狙い、今どこが空いているか」をリアルタイムで把握することです。
これができる選手は、ボールが来る前から先回りし、よりスムーズにレシーブやフォローの体勢に入ることができます。