インディアカ攻撃論【第3章】“実戦で攻撃を活かす”ための意識と工夫

いくら練習で技術を磨いても、
「試合になると決まらない…」
そんな壁にぶつかった経験はありませんか?

実はその原因、技術不足ではなく“試合での活かし方”にあるかもしれません。

練習で打てる球と、試合で通用する球。
その違いを生むのは、状況判断・連携・意図の明確さです。

この章では、あなたが持つ攻撃力を試合の中で最大限に活かすために、
「どう考えるか」「どう動くか」という“実戦視点の4つの工夫”を解説します。


  • 試合の流れを読む力
  • 自分の得意パターンを持つ意識
  • 点を取る攻撃と、つなぐ攻撃の使い分け
  • 攻撃の意図を味方と共有する力

試合で差がつくのは、技術の差ではなく、意識と工夫の差
この章が、あなたの攻撃を“決まる一打”に変えるヒントになりますように。

目次

【1】試合の流れを“読む力”が攻撃の精度を上げる

流れを読むとはどういうことか?

「流れが来てる!」「今は流れが悪い…」 そんなふうに話す場面、レクインディアカの試合中にもよく見られます。

“流れ”とは、一言で言えば、

  • チームの士気(余裕・焦り)
  • 相手の余裕・焦り
  • 連続得点/連続失点の状態

といった、目には見えない試合全体の空気感のことです。

選手個人の動きだけでなく、試合のリズム・テンポを感じ取ることで、 「この状況では何をすべきか?」という判断ができるようになります。


ケース別:流れを読んで攻撃を調整する

🟩 点を連取しているとき:

チームが乗っているときは、つい勢いに任せて強打を繰り返したくなります。

しかし、あえてここで“ゆっくりした展開”に変えてみると、 相手に焦りを生ませたり、無理な攻撃を誘ってミスを引き出すことができます。

→ スローテンポのフェイントで相手の守備のリズムを崩す

🟨 相手が受け身になっているとき:

相手が守りに入っていると感じたら、ここが“攻め時”。

判断が遅れていたり、動きが鈍っていたら、 → 相手の間を狙ったり、強打や速攻で一気に点をもぎ取りに行きましょう。

このときのスピードと決断力が、得点に直結します。

🟥 こちらが押されているとき:

失点が続いて焦りが出ているときほど、“思い切った一手”が必要です。

相手がペースを握っているなら、 → あえてテンポを上げて、速攻やサイド攻撃で流れを切り替えましょう。

変化を起こすプレーで、相手のリズムを断ち切ることができます。


試合の流れを読むコツ

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