【攻撃論】守備が上手い相手から点を奪う“境界線ずらし”の技術

目次

はじめに:なぜ「守備が上手い人」から点が取れないのか?

レクリエーションインディアカの試合で、こんな経験はありませんか?

  • どんな攻撃をしても、決まった人に取られてしまう
  • 強打もフェイントも拾われる
  • 相手の守備力が高すぎて得点が取れない

これは決して珍しいことではありません。
特に経験豊富な選手や、反応の速い選手は 「1対1」 の構図に持ち込むと非常に強く、簡単に崩せません。

では、どうすればそんな相手から得点を奪えるのでしょうか?

答えは――「1対1」ではなく「1対複数」に状況を変えることです。


「ずらし」の本質とは?

1. 守備の“迷い”を作る

守備が上手い選手でも、一人で守る範囲をしっかり決めているときは強いです。
ですが、隣に別の守備者がいて「どちらが取るのか」が曖昧になると、一瞬の迷いが生まれます。

この迷いこそが、攻撃側の最大のチャンスとなります。

2. かぶりを利用する

守備者同士が近すぎると、

  • 両方が「自分が取る」と動いて接触(二人打ち)
  • 両方が「相手が取る」と思って誰も動かない(お見合い)

こうした「かぶり現象」が起こります。
つまり、1人を突破するよりも、複数人を巻き込む方が点を取りやすいのです。


実戦での「ずらし」の活用法

ここからは、具体的にどうやって「1対複数」の状況を作り出すかを解説していきます。

目次