えっ、それはOK!?意外と知らない“セーフ”なプレー集(第3回)

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〜反則じゃないけど、勘違いしやすい!〜

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はじめに:知って得する!「実はセーフなプレー」って?

レクリエーションインディアカは、一見バレーボールに似たようなルール構成を持っていますが、実際には多くの独自ルールが存在します。そのため、「あれ?今のって反則?」と戸惑ってしまう場面も少なくありません。

でもご安心を!実は、見た目には「危うい」と思えるプレーでも、ルール上はセーフなケースが意外と多くあるのです。

今回は審判員教本をもとに、「実は反則じゃない」「勘違いしがちだけどOK」なプレーをピックアップ!初心者~中級者の方が特に混乱しやすいポイントを中心に、
【セーフ/反則ではない理由/注意点】を交えながら、正しい知識で安心してプレーができるよう解説していきます。


✅ ネットやポール周りの“誤解”を正そう!

● ポールに触れたら反則?

→ ✅ はい、これは【タッチネット】の反則です!

ポールはただの支柱ではなく、「ネットの延長線」として正式に扱われるエリアです。
そのため、ネットに触れたのと同様に、ポールへの接触もすべて反則と見なされます。

  • 🔸 手、腕、服、髪の毛など体の一部がポールに触れた場合
  • 🔸 ジャンプの着地時など、無意識にぶつかってしまった場合

💡 ポイント: とくにネット際でジャンプする場面では、着地や体の回転でポールに触れてしまいやすいので注意!


● 審判台に触れたら反則?

→ ✅ いいえ、セーフです!

意外と誤解されがちですが、審判台はネットの一部ではありません
そのため、プレー中に選手が審判台に軽く触れてしまっても、反則にはなりません

ただし…

  • ❗ 選手が審判台に激しく接触して審判の視認や安全に支障をきたした場合は注意・警告の対象になることも。
  • ❗ あくまで「セーフ=何をしてもいい」ではなく、マナーある行動を心がけましょう。

✅ 第3打とネットの“微妙な関係”を再確認!

● 第3打でネットに触れた羽球が…

状況判定説明
✅ ネットに触れて相手コートに落ちたOK(攻撃側の得点)ネットインでもコートに落ちれば得点
❌ ネットに引っかかって止まったNG(レシーブ側の得点)羽球が相手コートに落ちなければ得点にならない

💡 ここがポイント!
「ネットに触れても相手側に落ちたらOK」と覚えておきましょう。
一方で、ネットに引っかかって止まったり戻ってきた場合はミスとなるので、3打目はしっかりと打ち切る意識が重要です。


✅ ノーカウント(やり直し)になる“特殊ケース”って?

以下のような例外的なトラブルでは、審判員の判断により「ノーカウント(プレーやり直し)」となる場合があります。

ケース状況判定
羽球が途中で羽と玉に分かれた用具異常✅ ノーカウント
羽が折れて軌道が大きく乱れた空中で確認された場合✅ ノーカウント
選手が怪我をしたレフリータイム✅ 試合中断・ノーカウント
他コートの羽球や選手が乱入支障・妨害の恐れあり✅ ノーカウント
審判のポジション誤指示明らかなミス✅ ノーカウントで修正可
第3セットのサーブ順が間違っていた笛前に発覚✅ 修正のうえ再開可

これらのケースでは、選手の安全や試合の公平性を保つため、ルールに従ってプレーのやり直しや中断が認められます。


✅ セーフだけど“要注意”なプレーもある!

セーフとはいえ、状況や頻度によっては注意の対象となるプレーもあります。

行為基本的にはOKただし注意点
羽球を落としてからサーブ吹笛後であれば再セットOK空振りはNG!一度スイングしたら反則扱いになります
一時的にコートの外へ出るプレイ中でも認められる周囲との接触や戻るタイミングに注意
羽球をライン際で見送るプレイヤーの判断に委ねられる誤判断によるミスにならないよう、慎重に見極める

🎯 おわりに:知識は自信、判断力は武器になる!

「これはセーフなの?」「反則なの?」と悩んでいる間にチャンスを逃してしまうのは、非常にもったいないことです。

反則を知ることはもちろん大切ですが、セーフな動きも知ることで迷わず行動できるようになります。

特に初心者は、遠慮や不安から本来のプレーができなくなることもあります。
しかし、「これはOK」と知っていれば、もっと積極的に、もっと堂々と動けるようになるはず。

ぜひ今回の内容をチーム全体で共有し、“セーフプレー”への理解を深めて、より楽しく、安心してインディアカをプレーしていきましょう!

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