今回は、意外と話して来なかった試合について話していきます。
戦略やプレイに関してというよりは、基本的なルールとか規則に関しての内容になります。
なんとなくは知っているけど改めて聞かれると、、、って人多いと思うので、内容をまとめてみました!
レクインディアカ初めて1年未満の人や、試合にこれから出るぞって人にオススメです。
1レクインディアカの競技について
ひとまずは”令和6年改訂版審判員教本”の言葉を引用します。
この場合パスは1人1回で、必ず3回で相手コートに返球しなければならない。
1打、2打目の羽球がネットに触れてはならない。ただし、3打目のネットインはセーフとする。
少しわかりやすく説明すると、
- テニスやバレーボールのようにネットを挟んで、2チームが向かい合います。
- アンダーサーブから始まり、必ず3回で相手コートに返球する必要があります。
- 1打目と2打目に関しては、ネットに触れたら反則となりますが、3打目のみはネットに触れても反則になりません。サーブもネットに触れたら反則になります。
練習とかやっている人は、だいたいの流れはわかっていると思いますが、文字にしてみるとこんな感じになります。
2試合について
ここからは意外と知らないって人も多くなってくる内容です。
※競技のルールや形式は大会や審判員教本の改訂で内容が異なる場合があります。
"令和6年改訂審判員教本"を元に作成します。
「混合の部」「女子の部」と「オレンジの部」「家族の部」でそれぞれ解説していきます。
混合の部・女子の部
- 1試合は15点先取 3セットマッチで行う。(第1・2セットは、8点になったとき義務交替が発生)
- 2セットを先取したチームが試合の勝者となる。
- 第1・2セットの勝ちセット数が、1vs1の場合、第3セットを行う。
- 第3セットにおいては、義務交替は発生しない。
- 第1・2セットは15点を先取したチーム、第3セットについては8点を先取したチームがそのセットの勝者となる。
オレンジの部・家族の部
- 1試合は時間制併用性の3セットマッチで行う。
- 例:1セット8分とした場合、4分で義務交替が発生する。(点数は問わない、またプレイ中でもノーカウントになり、義務交替が発生する)
- 第1・2セットの勝ちセット数が1対1の場合、第3セットを行う。第3セットは4分とする。
- 制限時間終了時に得点の多いほうのチームを勝ちとする。
fa-arrow-circle-right「混合の部」・「女子の部」は、先に15点(3セット目は8点)を取ったチームの勝ち
fa-arrow-circle-right「オレンジの部」・「家族の部」は時間内に多く点を取ったチームの勝ち
というルールになっています。
2種類のルールに分かれているのは、そもそも「混合の部」・「女子の部」と「オレンジの部」・「家族の部」で反則の判定が大きく異なるからだと考えられます。
「オレンジの部」・「家族の部」の反則の判定については、各大会の開会式に説明があると思いますので、そちらをよくお聞きください。例:「混合の部」・「女子の部」では反則となる「〇〇(反則名)」は、反則として取りません。のような説明がされます。
3サーブ
- 試合は、アンダーサーブによって始まる。
- サーブは主審の吹笛後約5秒の間に行う。但し、著しく長いときは遅延行為とみなし、ディレーイング・ザ・ゲームという反則となる。
- サーブはエンドライン後方で、右側サイドラインの想像延長線内から左へ3m以内に設けられたサービスエリア内で行い、ラインを踏んではならない。コートについては、こちらを参考に
- サーブはポジションのローテーション順に行う。
- ポイントを取ったチームにサーブ権が与えられる。
- 同一選手のサーブは、連続で3回までとする。
- 連続3回のサーブを行ったら、4回目は行わずポジションのローテーション(時計回り)を行い、次の選手と交替する。
- 第2セットのサーブは、前のセットの最初にサーブをしなかったチームから行う。
- 第3セットのサーブは、チーム交互に1回ずつ行う。
サーブに関しては、練習を行っていれば特に困ることはないかと思います。
試合では、線審がいますのでその方に都度確認して、本数やポジションの間違いがないか確かめれば問題ないと思います。
しいていうなら、3セット目が少しややこしいので、試合に初めて出る方は一度シミュレーションしておくか、動きだけでも一度練習しておいたほうが混乱しないと思います。
4義務交替・選手交代
- 第1・第2セットにて、どちらかのチームが8点を先取した時点で義務交替が発生する。(「オレンジの部」・「家族の部」は時間で義務交替が発生する。)
- 両チームともに、1名以上の選手を交替させなければならない。
- 義務交替が出来ないチームはそのセットを失う。
- その他の選手の交替はこの義務にかかわらず任意に交替させることができる。(義務交替前、後どちらも可)
- 但し、一度交替を行ってベンチに戻った選手は、そのセットの間コートに戻ることは出来ない。
- 第3セットにおいては、義務交替は適用しない。
- 交替でコートに入る人がベンチに戻る人の左側に立ち、右手を上げる。
- 交替でベンチに戻る人は、左手を上げる。
- 線審が交替選手の番号を控えるため、線審側へ背番号を見せてあげると親切です。
注意点として、選手の交替はいつでも可能だが、一度コートからベンチに移動した選手はコートに戻ることが出来ないので、義務交替用に必ず1人は交代せずに確保必要がある。例:4点取られたので、ベンチの3人(全員)を一斉に交代してしまった。8点先取時の義務交替で交代できる選手が存在しないため、そのセットは負けとなる。
ここ数年の大会では、4人制のチームが取り入れられている。
義務交替が出来ない4人のチームでも試合は可能であるが(親善試合にならない)、第1・2セットは3点ずつのビハインドが与えられる。※相手チームに3点を渡す。
5作戦タイム
-
主将または監督の要求により1セット1回(30秒)とることができる。
1セットに2回以上タイムを要求すると、反則行為となるので注意が必要です。
6チェンジコート
- コートはセット毎に交替する
- 第3セットをおいては、トスによりコートを決める
コートをチェンジする際は、審判の吹笛と合図とともに、速やかに行う必要があります。
練習では、あまりやらないところも多いので、初めて試合に出る方はチームのメンバーに事前に話を聞くか、一度練習中にチェンジコートの練習をしておいたほうが良いと思います。
7ポイント(得点)
次に掲げる行為を行ったチームは、相手チームに1点が与えられる。
- ホールディング
- フォールト
- タッチネット
- インプレーの状態にある羽球が、味方コート内の地表に落ちたとき。
- アウト・オブ・バウンズ(通称アウト)
- オーバーネット
- ドリブル
- オーバータイムス(4回以上触って相手コートに返したとき)
- レスタイム(3回未満で相手コートに返したとき)
- インターフェアー(相手選手に触れる、または相手選手の妨害をしたとき)
- ディレーイング・ザ・ゲーム(遅延行為)
- ほかの選手あるいは物体によって、身体を地上より離れさせ羽球に触れること
- アウト・オブ・ポジション
- サイドコーチ
- パッシング・ザ・センターライン
- 不当なタイムアウトの要求
- 義務交替以外の不当な選手の交替
- 二人打ち
- マーカー外通過
- フットフォールト
- 空振りサーブ
- アンダーサーブを行わなかった場合
- スクリーン
味方が〇〇をしたら点数を獲得するというよりは、これらの反則をしたら相手に点数が入るという考えになっています。
選手視点ではなく、審判や試合の視点で見るとしっくりくると思います。
専門用語に関しては、別の記事で解説しようと思います!
8まとめ
適切なルール理解は、試合の結果を左右するため、
選手として、ルールを事前に熟知しておく必要があると思います。
今回の記事を通じて、レクインディアカの基本的なルールと試合の進め方を理解し、実際の試合で活用することができればと思います。初心者の方には特に、基本から学び、練習を積むことで、より深い理解と技術の向上を期待しています。
今回の情報が皆さんにプレーに少しでも役に立てれば幸いです。
このサイトについてのお問い合わせは、以下からできます。