大会に出始めたばかりの方へ。チームを引率するリーダーやキャプテンにも使える実用ガイドです。「何回か出てるのに毎回バタバタしてしまう」「チームに何を準備させればいいかわからない」という方に向けています。
大会当日の不安は、確認のタイミングを分けるだけでかなり減らせます。前日までに確認すること、会場で最初に動くこと、試合後に残すことを分けて考えましょう。ルール解説は他の記事に任せます。ここでは前日から試合後まで「何をすればいいか」だけに絞ります。
まずは全体の流れを押さえてから、各タイミングのチェック項目を確認していきましょう。
レク・インディアカが初めての方は、まず以下の記事を読んでおくと安心です😊



この記事で押さえること
大会当日の不安は、前日・当日朝・会場に着いた後・試合後に分けると整理できます。確認のタイミングごとに抜けやすい点を先に押さえます。
| タイミング | 主な確認 | 担当の目安 |
|---|---|---|
| 前日夜 | 持ち物、集合時間、役割 | キャプテン・各自 |
| 当日朝 | 体調、朝食、移動 | 各自 |
| 会場到着後 | 受付、コート、審判担当 | チーム代表 |
| 試合後 | 結果メモ、体を冷やさない、片付け | 全員 |
表の順番どおりに確認すると、大会当日の抜け漏れを減らせます。準備は前日で終わらせ、当日は再確認に集中するのが基本です。




大会前日にやっておく5つのこと
大会の準備は、実は前日から始まっています。当日の朝に「あれがない」「集合時間を確認していなかった」となると、試合前から気持ちが乱れてしまいます。前日のうちに次の5項目を済ませておきましょう。
持ち物の最終確認
当日の持ち物をリストにして、ひとつずつ確認します。
- □ 体育館シューズ(コート内用。外履きと分けること)
- □ ユニフォーム・チームウェア(番号や色の指定がある場合は要確認)
- □ タオル(大きめのものを2枚以上あると安心)
- □ 飲み物(スポーツドリンク+水。試合間の待機時間も長い)
- □ メモ帳・ペン(試合結果や気づきを書き留めるため)
- □ 審判用の笛(審判を担当する場合は必ず確認。時計や審判服なども要チェック)
- □ 着替え(試合後に体が冷えないよう上着は必需品)
「当日にかばんに入れればいい」と後回しにすると、朝の焦りで忘れ物が出やすくなります。前日夜のうちにかばんへ入れてしまうのがいちばんです。
体調を整える
前日の過ごし方が、翌日のパフォーマンスに直結します。特に気をつけてほしいのがアルコールの摂取です。前日の飲み会は控える、もしくは早い時間に切り上げるようにしましょう。アルコールが残った状態では体の切れが鈍く、集中力も落ちます。
食事は消化に負担をかけすぎないものを選び、夕食は早めに済ませます。就寝は普段より1時間早めにして、できるだけ7時間以上の睡眠を確保してください。大会当日は緊張で眠りが浅くなりがちですが、「横になる時間を確保する」だけでも疲労の回復は変わります。
会場アクセスと集合時間の再確認
「知っているつもり」で確認を怠ると、当日になって迷子になることがあります。特に初めて行く会場や、普段の練習とは異なる体育館で開催される大会は要注意です。
- 最寄り駅・バス停から会場までの徒歩時間
- 駐車場の有無・有料無料・台数の上限
- 集合時間(受付開始・試合開始・アップ開始を分けて把握する)
集合時間は主催者から配布された要項や連絡メモを見直します。チームメンバー全員が同じ時間を認識しているか確認しましょう。「自分は10時集合と思っていたが、実は9時半だった」というすれ違いは頻繁に起きます。
チームメンバーへの最終連絡
前日の夜に、グループLINEや直接連絡で以下を一斉確認します。
- 集合時間・場所(再通知)
- ユニフォームの色・番号に関するルールの再確認
- 体調に問題がある人の把握(発熱・けがなどがあれば早めに申告してもらう)
- 遅刻・欠席の可能性がある人の状況確認
連絡は返信しやすいシンプルな形式にして、全員からの既読・返信を確認しておくと安心です。
審判・線審・スコアラーの担当順番の確認
名古屋市のレクインディアカ大会では、試合と試合の間にチームが審判・線審・スコアラーを担当するケースがあります。担当する試合が何試合目か、メンバーの中で誰がどの役割を担うかを前日に確認しておきましょう。
当日に初めて役割分担を決めようとすると「誰がやるの?」という混乱が生まれます。特に経験が浅いメンバーがいる場合は、線審の旗の合図ルールを簡単に伝えておきましょう。スコアラーとしての数字の記入方法も共有しておくと、当日の緊張が和らぎます。



当日朝の行動チェックリスト
当日朝は、新しい準備を増やすよりも、前日に整えた内容を再確認する時間にします。焦って動くと忘れ物が出やすいため、出発前の流れを固定しておきましょう。
起床から出発まで
- □ 起床直後に体調の確認(頭痛・発熱・身体の重さ)
- □ 消化のいい朝食を取る(試合開始の2時間前までに済ませる)
- □ 持ち物の最終確認(前日に詰めたかばんをもう一度開けてチェック)
- □ 体育館シューズと上着が入っているか必ず確認する
- □ 出発前にスマートフォンの充電を確認する(会場との連絡のため)
朝食については、揚げ物や脂っこいものは胃に負担がかかるため、おにぎり・うどん・バナナなどを選ぶのがよいです。試合中に動くことを考えると、食べすぎは逆効果になります。「少し物足りないくらい」が動きやすい体調の目安です。
会場到着後の動き
会場に着いたらまず次の順番で動きます。
- 受付を済ませる(参加費の払い込み、名簿への記入など)
- 試合コートの確認(自チームがどのコートで何試合目から始まるかを把握する)
- 審判担当試合の確認(自分たちが審判を務める試合の組み合わせと時間を確認する)
- アップ場所の確保(コート外でストレッチ・軽いキャッチができるスペースを確認する)
- 荷物置き場の確認(コートサイドに置く荷物と、観客席やロッカーに預ける荷物の分別)
会場に早く着いたほうがアップの時間をしっかり取れます。余裕があれば受付後にコートを歩いてみて、床の固さや滑りやすさを確認するのもよいです。体育館によっては普段の練習会場と床材が異なるため、最初のウォームアップで感覚を確かめておくことが重要です。
チームで試合前に確認すること
全員が揃ったタイミングで、短時間でもよいので次を共有してください。
- その日の戦術・声かけルール(「レシーブはポジション1番優先」「アタックはポジション3番が積極的に」など、試合前にチームの方針を一言で確認する)
- ポジションの確認(エントリーの順番・ローテーション後のポジション配置)
- サーブ権・ローテーションの確認(初めて出る選手や久しぶりに出る選手がいる場合は、口頭でおさらいする)
- 声かけのルール(「拾ったらとりあえず声を出す」「ポジション番号で呼ぶ」など、チーム内の共通ルールを確認する)
試合前のアップ手順
試合直前の公式練習は2分間のみです。相手チームとネット越しに打ち合う形式なので、「体を動かす」より「本番のコートに感覚を合わせる」ことが最優先になります。 この章では、短い公式練習で何を確認するかを整理します。体を温める時間と、感覚を合わせる時間を分けて考えます。
公式練習(2分)の使い方
コートに入ったら、この2分間で次のことを意識してください。
- 天井の高さを確認する: 会場ごとに天井の高さが異なります。山なりサーブや高い返球が天井にかかる高さを素早く確認しましょう
- 羽球の飛び方を確認する: 体育館によって空調や床の反射が異なり、羽球の軌道が変わります。2〜3本打って感覚をつかんでください
- 相手チームとの打ち合いを活かす: サーブの練習や軽いラリーで、羽球を打つ感触とネットの高さを身体に染み込ませましょう
公式の練習前(コート外)に、ストレッチや体慣らしはしっかり済ませておきましょう。公式の練習2分間を体を温めるための時間と勘違いしてしまうと、肝心の感覚チェックができないままラリーが始まってしまいます。
試合中の役割チェック
試合中は、自分の出番以外にもチームで担う役割があります。ここでは、線審やスコアラーの確認点を見ます。
線審・スコアラーの担当試合
自チームの出番でない試合では、線審やスコアラーとして他のチームの試合の運営を担うことがあります。担当する試合が始まる前に、次を確認してください。
- 線審の立ち位置(コートの4隅またはネット際の2か所。担当コーナーを把握する)
- 旗の合図(アウトは旗を上げて横に水平に伸ばす・インはそのまま下ろす、という基本動作を思い出す)
- スコアラーの記入欄の確認(どのチームがどちらに記入するか。試合開始前に審判から説明があることが多い)
担当の試合が始まる前に審判員と一声確認しておくと、「どう動けばいいか分からなくて固まってしまう」という状況を防げます。審判員への確認を遠慮する必要はありません。不明点は試合前に聞く、という姿勢が大切です。
試合中の声かけとサーブ権の確認
名古屋市のレクインディアカは4人対4人・15点先取(デュースなし)です。タイムアウトの制度は通常の練習とは異なる場合があるため、事前に要項を確認しておきましょう。タイムアウトが使えない場合でも、ラリー間に短い声かけでチーム内の確認ができます。
- サーブ権の確認(「今うちのサーブ?」と毎回確認する必要はないが、失点後は必ず確認する)
- ローテーション後のポジション確認(「今1番が誰か」を自分で把握しておく)
- ポジション番号での声かけ(「1番!」「3番取って!」と番号で呼ぶとチームの混乱が減る)
試合中は焦りから声が出なくなることがあります。ミスが続いたときほど、意識的に短い声かけを続けましょう。「ナイスサーブ」「次!」という短い言葉でも、チームの空気を立て直す効果があります。
試合後にやっておくこと
試合後は、次の試合や次回の練習につながる確認をします。体調管理と記録を分けて見ると、抜け漏れを減らせます。
体を冷やさない
試合が終わって一段落した瞬間、汗をかいた体が急激に冷えることがあります。特に冬の体育館は、コートサイドの空気が冷たく、体温が下がるのが早いです。試合が終わったらすぐに上着を羽織る習慣をつけましょう。
次の試合まで時間があるときは、軽いストレッチで筋肉のこわばりをほぐしておきます。何もしないで座り続けると、次の試合でスタートダッシュに遅れる原因になります。
結果とポイントをメモする
試合の記録は、当日その場で書き残すのが一番精度が高いです。スマートフォンのメモでも、手帳でも構いません。以下の情報を書き留めておきましょう。
- 対戦相手チーム名と結果(勝敗・得点)
- 自チームが特に上手くできたこと
- 次回に向けて修正したいこと(1〜2点に絞る)
詳細な振り返りは帰宅後でよいですが、「何点で勝った・負けた」「どの場面でミスが出た」という事実だけでも書いておくと、後で練習に活かせます。試合の記憶は思っているよりも早く薄れます。
審判員への挨拶と会場の片付け
試合が終わったら、担当してくれた審判員にきちんと挨拶をします。「ありがとうございました」の一言が、次回以降の大会でのコミュニケーションにもつながります。
会場の片付けはチーム全員で参加します。使ったネットやポール・線審用の旗などは指定の場所に戻し、コートサイドにゴミを残さないようにしましょう。「自分たちが使ったエリアはきれいにして帰る」というマナーは、長くこの競技に関わっていくうえでの基本です。
まとめ・次の一歩
前日の準備から試合後の行動まで、やることをリストにして確認すると、大会当日は驚くほどスムーズに動けるようになります。「準備が整っている」という感覚は、試合前の余計な緊張を減らし、プレーに集中するための土台になります。
今回の内容をそのままチームの連絡に貼り付けて使ってもかまいません。リーダーやキャプテンの方は、前日に一度チームへ送ってみてください。「確認が取れている」という安心感がチーム全体の落ち着きにつながります。
次回の大会前日に、この記事をもう一度開いてチェックリスト代わりに使ってみてください。
